目に止まったメディアとテクノロジーに関する“トピックス”。2023年2月7日から2023年2月10日まで。


「公正取引委員会は9日、スマートフォンの基本ソフト(OS)やスマホ向けアプリ配信市場の実態を調べた報告書を発表した。市場は米IT大手のアップルとグーグルによる寡占状態になっており、『十分な競争が働いていない』と指摘。競合の参入を促すため、新たな法整備を政府に提言した」。
——先日のApple CEOの来日などは、この件のロビーイング活動も含まれていたものと見える。公取、提言までしたが、このあとは、自主規制を待つということだろうか。

米New York Times、2022年通期および同第4四半期の業績を開示。通期では、買収したThe Athleticの会員を別にして、有料購読者100万人超獲得、計960万人とした。デジタル購読者数は880万。売上では、前年比11%増を果たした。利益は微増に止まる。
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睡眠時間をいくら削っても報われない…全国紙の元政治部記者がユーチューバーに転身した理由 「いい記事を書けばカネになる」は過去の話
PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

——今度、毎日新聞を辞め“ユーチューバー”業に専念するらしい宮原健太氏の説得力あるオピニオン。情報源を築き、記事を生み出す新聞社記者の価値は減じていないと思うが、それを以下に伝えるかという点では、組織も個人もネット時代の変化に適合すべきという趣旨。

Googleが築いてきた検索連動型広告は、同社にとり今にいたる巨大な収益源だが、それと同程度にメディアに“検索流入”をもたらしてきた。これらが音を立てて崩れる可能性も見え隠れしてきた。

サブスクはもう古い?…世界的な不況が従量課金への移行を促す
BUSINESS INSIDER JAPAN

——買い切りのモデルからサブスクモデルへ。そして、今後は従量制、すなわち“使った分だけ”支払うモデルが普及するという。固定両料金のサブスクが高価に感じられるようなタイミングで。さて、普及するのかどうか。


– 2025年までに、大企業から送信されるマーケティング・メッセージの30%は、合成的に生成されたものになる(2022年の2%未満から増加)。
– 2030年までに、AI生成コンテンツ(テキストから映像ま) が90%を占める大ヒット映画が公開される(2022年の大ヒット映画では0%)」。
——生成型AIが今後生み出す各種産業へのインパクトをガートナーが整理、予測。もちろん並行して消費者への直接的な影響も大きい。
2022年、編集部員がハマったコンテンツを振り返る – Media × Tech
Media × Tech

Media×Techから新着記事です。やや遅めの振り返り。私もコメントで参加しています。よろしければどうぞ。➡ 2022年、編集部員がハマったコンテンツを振り返る