反時代的メディアのアプローチとは/The Economist が提示する“読了可能性”をめぐって

英国の老舗メディア The Economist
印刷・デジタル(そしてモバイル)両面で新アプローチを示す。
同誌編集幹部が示す独自のメディア戦略、
“蒸留”と“読了可能性”について考察しよう。

創刊が1840年代、つまり170年強の歴史を誇る英国の週刊新聞 The Economist の動きが活発です(Economist のスタッフ諸氏は、自らを「Newspaper」呼ぶのですが)。同誌の歴史上初の女性編集長が2014年末就任、また、積極的な印刷およびデジタルの購読制を推進する中、日刊ニュースアプリ「Espresso」をやはり昨年同時期に立ち上げるなどです。 続きを読む